看護師退職の理由は女性特有の陰湿な感情が交わる人間関係

厚生労働省の発表によると、看護師の離職者数は2009年約12万5千人から2014年約16万人と数値が増加しているというデータがあります。

常勤看護職員と他産

常勤看護職員と他産

参考画像:日本看護協会 看護職員の現状と推移(平成26年12月1日)

看護師に憧れて大変な難関を越えてやっと手にした職業なのに、どうしてこんなにも多くの看護師の方が離職してしまうのでしょうか?

そこで「退職理由は何ですか?」という質問に、結婚、妊娠や出産、子育てを機に退職したという方がいます。これは女性の多い職場ならではの退職理由と言えますね。

他の理由では、

  • お給料が割に合わない
  • 女性の仕事とは思えないほどのハードな肉体労働で体をこわした
  • 朝夜関係なく働き通しで夜勤がきつかった
  • 残業が多く、休日がとても少ないので自分の時間が作れなかった

などのようなことがあげられますが本当の退職理由は何だったのでしょう。

退職理由の本音

退職するときは問題を起こさず円満に退職したいものです。ですから退職届の理由には建前のことしか記入されないのが現状です。

しかし、本音を聞くとほとんどの看護師から「実は職場の人間関係で悩んで辞めた」という方が意外にも多かったのです。

例えば

  • 師長や主任からのパワハラに耐えられなかった
  • 職場内は会話もなく、伝達事項をわざと報告しないことがあった
  • 先輩に質問しても無視されてしまう
  • 根も葉もないうわさ話を流して職場に居づらくなるように仕向けられた
  • 人間関係が悪いと、医療事故につながりやすい

医療現場の中では、医師と看護師間、看護師同士において信頼関係がとても重要となります。人間関係の悪い職場では医師や他の看護師との連携がうまくいかず、仕事がスムーズにはかどらなくなります。そして一番大事な患者さんにまで悪影響を与えかねません。

やっと希望した看護師になれて、仕事自体は充実しているのに、先輩から陰口を言われ、無視され続けたり、ひどいいじめを受けたり、他人のミスを自分に押し付けられたり、という状況も残念ながらあります。

それでは信頼関係もなくなり、人間関係が悪くなってしまうのは必然です。

早めに相談することが大切

人の大事な命を預かる重要な役割の看護師が、人間関係でストレスを溜めてしまい正常心で働けなくなったら・・・些細なミスが大変な事故にもつながりかねません。

事が大きくなる前に上司や仲の良い同僚などに早く相談することをおすすめします。

実は7~8%もある新卒看護師の離職率

新卒看護師の離職率

参考画像:日本看護協会 看護職員の現状と推移(平成26年12月1日)

誰かの役に立ちたいと看護師を志し、資格を取得して病院などの医療現場でナースの仕事に就いても、早々に辞めてしまう新人の看護師は毎年一定の割合でいるようです。

平成22年4月に新人看護職員研修が努力義務化されたことにより離職率は減少傾向にあるものの、依然として高い数値です。

近年では毎年約 50,000人の看護師が医療現場で働きだしています。そのうち3500~4000人が離職しているというデータがありますから、新人看護師の離職率は 7~8%ということになります。

退職する理由は、常勤看護師と同じで、病院勤務の過酷さや人間関係に問題があることが多いようです。せっかく誰かの役にたつ喜びを実感し、やり甲斐を感じる仕事についていたのに残念なことです。

転職を決意した時に、注意したい退職理由

人間関係の悩みを、上司や同僚に相談しても解決がみられない場合、転職をして環境を変えてみるのもいいかもしれません。実際、現役の看護師が働きながら転職先を探すことは少なくないのです。

退職理由の本音は言わない

転職活動のときに、希望する病院から質問されるのが「なぜ今働いている病院を辞めたいのですか?」という退職理由です。

本当の理由が師長や主任から 受けるパワハラだったり、先輩とのいざこざや嫌がらせなど、人間関係が問題だったのかもしれませんが、退職理由には適当ではありません。

この退職理由では、「自分が犠牲者であって他の看護師が悪かった。」と、他人のせいにしてしまうことになり、他の医師や看護師、病院スタッフと意思の疎通がうまくできない人とみなされてしまいます。

ハラスメントとは

参考画像:職場のハラスメント対策 | 日本看護協会

転職が成功するかどうかのポイント

  • 看護学学士の学位を取得したい
  • 准看護師から正看護師の資格取得を目指したい
  • 救命救急士、内視鏡検査技師など専門分野を勉強したい
  • ケアマネージャーなどの資格取得をして訪問看護ステーションを開設したい

などのように、スキルアップやキャリアアップを目指す意欲をアピールする方が、より良い退職理由になります。

きちんと「転職をして何をしたいのか?」を上手に伝えられることが大切です。転職が成功するかどうかのポイントになるでしょう。

看護師が転職先に求めるものは?

職場の人間関係に悩んだ時、思い切って勤務先を変えてみるのも一つの解決策です。

とはいえ、せっかく転職してもまた人間関係の悪い職場だったら、あるいは、人間関係はよくても仕事のやり甲斐を感じられない職場だったら、など不安はつきものです。

転職を考える際に、仕事のやり甲斐と人間関係、どちらを重要視するかも悩むところです。どちらか1つを選ぶのはなかなか難しいです。

そもそもやり甲斐というのは与えられるものではありません。看護師としての仕事をまっとうしながら、いかに自分でやり甲斐を見出して、仕事に取り組んでいけるかです。やり甲斐を感じられるかどうかは、自分次第ということですね。

医療ミスも起こしかねない人間関係

ただ、自分がやり甲斐を求めて仕事に取り組んでも、申し送りもスムーズにいかないような職場では、看護師としての仕事をこなすのも一苦労になってしまいます。

深刻な医療ミスにもつながりかねません。

余計なストレスはないに越したことはないので、やはり人間関係も無視できません。転職サービスでは、実際に働いている看護師の口コミ情報も得られるので、うまく利用しましょう。

転職先を考える判断材料

やり甲斐を感じるにはスキルアップを目指す意欲も大切です。研修制度が充実している病院なら、スキルの向上も期待できます。

また、病院が掲げる方針が自分の看護師としての考えと合っているか、など自分が目指す看護師の姿を描ける職場かどうかも、転職先を考える判断材料にしたいですね。

人間関係と有給休暇の現状

有給休暇制度は、ほとんどの会社が導入しています。また、病院でも同様に、有給休休暇があります。看護師は通常、有給休暇をどのように利用しているのでしょうか。

まず、医療機関に勤務する看護師と有給休暇の現状は、大きく二つに分類されます。有給休暇を取りやすい職場と、そうでない職場です。

そして、それぞれの職場にはいくつか特徴があり、その背景には複雑な人間関係や病院経営が関係していると言われています。

労働基準法では有休買い上げは原則禁止ですが、退職や時効(2年)で有給が消滅する場合は適法です。あくまで病院の判断ですが、職員の合意の下、1日単位で対価を支払い休暇を取り下げてもらうことができます。
ただ、有休の基本は休暇取得で、必ずしも推奨される方法とは言えません。雇用主は、職員が退職前に残った有休をまとめ取りたいと希望した際には拒否できません。日頃からの計画付与など、職員の休みやすい工夫が必要です。

人間関係が良いと有給休暇が取りやすい?

有給休暇が取りやすい病院の特徴は、人材が充足しており、病棟内での人間関係がギスギスしていないところ、また、看護職間の関係がフラットな病院です。

看護の仕事は、清拭や吸引、輸液管理など、患者さんに直接行うケアだけではありません。

行った業務全てを看護記録として残さなければなりませんし、新しい患者が入院してくれば、患者情報を電子カルテに入力しなければなりません。

同様に、患者が退院する時には、入院経過記録を書いて、転院先の病院や訪問看護ステーションに患者を引き継ぐ場合も多々あります。

これ以外にも、褥瘡リスク管理を行ったり、手術前後の患者に説明を行ったりと、決められた時間内で多岐にわたる業務を終わらせるためには、人材が必要です。もちろん、新人よりも即戦力になる経験者が必要です。

多忙な現場で誰もがイライラ

しかし、実際は少ない人数でシフトを回している病院がほとんどであり、その中で有給休暇を取ろうとすれば、おのずと他のスタッフに迷惑をかけることになります。

常に多忙な現場で、かつ師長がスタッフ管理を出来ていなければ、誰もがイライラしてしまうでしょう。人間関係が悪くなれば、退職を考える看護師も出てきます。

有給休暇の取得率が低い病院

有給休暇を使ってリフレッシュする場が少なければ、精神的に限界を迎え、うつ病になる看護師も出てきます。

有給休暇の取得率が低い病院というのは、このように人材の定着率も低く、常に新しい看護職を入職させなければならないため、十分な看護教育が行き届かず、質の低い医療を提供することにもなり得ます。

働きやすい職場管理の徹底

一方で、人間関係が良い病院は、どんなに仕事が大変でも、チームで協力して仕事を終わらせようとする気持ちの余裕があります。

師長は看護スタッフの悩みを積極的に聴き入れ、一人一人の看護師が働きやすいように職場管理を徹底しています。

このような働きやすい環境の中で、全員が有給休暇を取れるような気遣いや雰囲気が形成されていれば、職場における有給休暇の取得率もおのずと向上していきます。

求人票で日数を確認しよう

病院の求人を見てみると、福利厚生には有給休暇の日数が書かれています。

病院によっては1年目からかなりの有給休暇日数を設定しているところもありますが、実際の有給消化率はどの程度か、入職前に確認しておくことをお勧めします。

病棟ナースのいじめ体験談

夜勤が辛くて転職したさきで、看護師の人間関係に問題があり、看護師転職サイトで2度めの転職をした看護師の体験談です。

看護の職場で起こる可能性のあるハラスメントとはどういったものでしょうか。ハラスメントとは、「それぞれの理由で、他者に対して行われる言動が、その意図にかかわらず相手を不快な思いにさせる、不利益を与える、尊厳を傷つける、不安や脅威に陥れるような場合のこと」と定義されています

日勤看護師への陰湿ないじめ

どこの世界にもどんな職場にも、イジメと言うのはあることは分かっていたつもりでした。

実は、私はある大きな病院の常勤として働いていたのですが、そこでの夜勤が辛く、体力的にも無理だと思ったことで、日勤常勤で採用してもらえる病院に転職しました。

ところが、そこでは病棟の常勤看護師による、日勤だけの看護師へのイジメが常となっていることを入職後、2ヶ月経ってから知りました。

看護師と言うのは、男性も増えているとはいえ、まだまだ女性中心の社会である事に変わりはありません。

そのため、女性特有の陰湿なイジメが繰り広げられることになります。参考までに「女性特有の陰湿」とは?

男性比率の高い職場で働いている女性だからこそ、負けず嫌いで陰湿な、典型的な女性の性格を表しているのかもしれない。
【脳の違いから見た女性の性格の特徴】
・感情が生まれる脳の扁桃体の働きが、女性の脳では男性よりも活発であるため、女性は感受性が強く、感情的になりやすい。
・右脳と左脳をつなぐ脳梁が、女性の脳の方が男性よりも大きいため、女性は会話をする時に脳全体を使って話をし、情報が混在し、理論立ててまとまった話ができなくなる。
つまり、男性と女性は既に脳レベルで異なった生き物であるため、女性は感情的で接しづらいのは仕方のないことだ、というのが科学的な結論だというのである。ただ、女性でも常に冷静な人もいるし、男性でも非常に感情的な人もいるため、あくまでもこれは傾向であって個体差があり、全ての人に通用することではない。女社会はなぜ陰湿なのか: 九条良源のブログ

常勤ナースのいじめ

常勤ナースがなぜ日勤のみの私たちをいじめるのか考えてみましたが、日勤も夜勤もこなし、日勤常勤の倍も働いているという意識からの、ねたみだったのかもしれません。

陰口などであればまだ耐えることは出来ますが、無視などが始まれば業務にも支障が出てきてしまいます。

業務連絡も満足に受けることが出来なくなってきて、必要な情報もなく、上司からの注意を受けることが増えてきてしまっていました。

病院側も日勤常勤よりも常勤看護師を優遇しますから、常勤看護師の言い分を鵜呑みにすることも多く、まともに調べもしないで怠け者、悪者と言った扱いをされるようになり、日勤常勤の1人は鬱病を発症してしまいました。

病院側としては使えない人材を抱えておく余裕はないので、同期で入ったその看護師は退職せざるを得なくなってしまいました。

きっと、常勤看護師は自分たちは夜勤もしているのに、日勤だけで毎日帰るという僻みや妬みが相当強かったのでしょう。日勤常勤として働くだけで恨みを買うというのもおかしな話ですよね。

もし、同じ境遇にあると言うのであれば、我慢をせずにしっかりと上司などと話をして解決する方へ動きましょう。

辞めていった看護師のように、心身を壊してからでは何もかもが遅すぎます。自分の身を護るのは、あくまでも自分でしかないのです。

仮に上司への相談も意味を成さないのであれば、思い切って転職をすると言うのも悪くありません。病気になってからでは意味がありませんから、逃げるが勝ちというのも一つの手になります。

ちなみに、私はいじめがはじまってすぐに転職サイトにお世話になって、次の職場を探し始めました。こんな志の低い職場では、働きたくないと思ったからです。

今は、家の近所のクリニックで楽しく働いています。非公開案件を紹介してもらったので、お給料は日勤常勤のときより少し上がりました

まとめ

残念ながら職場における人間関係の悩みは看護師だけでなく、どんな職業においてもどんな職場でも存在します。

看護師の仕事はやりがいが持て、一生続けられる仕事です。良い人間関係を築き、環境の整った職場で働けたら最高です。

人間関係に悩み、転職を考えるときは看護師転職は法律に基づいた看護協会運営のeナースで探そうを参考にし、ハローワークと、民間の看護師転職サイトを併用して、多くの求人情報や就職支援をフルに活用することが、転職成功への近道です。

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