専門分野の看護師を質の高い医療の提供を目的に日本看護協会が育成

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専門性の高い知識や技術をもつ看護職

病気の人、治療中の人のなかには、合併症に対する不安や、病気とどんなふうにつき合いながら生活を送ったらよいかという悩みをもつ人がいます。

看護師はその人が病気や症状とうまくつき合い、安心して医療を受けられるよう、積み重ねた経験や身につけた知識を十分に活用しながら、必要なケアを実施する看護の専門家です。

現在、日本では少子高齢社会を迎え、さまざまな専門分野で質の高い医療が求められています。日本看護協会では、専門性の高い知識や技術をもつ看護職として、「専門看護師」「認定看護師」「認定看護管理者」の資格認定を行なっています。

日本看護協会では、専門看護師になるために資格認定制度をもつ看護師を社会に送り出す

看護職の仕事は「傷病者や妊産婦の療養上の世話をしたり、診療上の補助を行うこと」とされています。最近では、人々の治療や医療に対するニーズが多様化し、過去のように1人の主治医が医療を提供する時代ではなくなりました。

ここでは、さまざまな分野の専門看護師・認定看護師の活動や、資格を取るまでの道のり、専門分野での仕事内容を紹介しながら、看護師の専門性およびキャリアアップについて説明します。

日本看護協会の専門看護師の認定は1994年に、認定看護師の認定は1997年、認定看護管理者の認定は1998年にはじまりました。

専門看護師と認定看護師の分野(2012年現在)

専門看護師(11分野)
がん看護、精神看護、地域看護、老人看護、小児看護、母性看護、慢性疾患看護、急性・重症患者看護、感染症看護、家族支援、在宅看護

認定看護師(21分野)
救急看護、皮膚・排泄ケア、集中ケア、緩和ケア、がん化学療法看護、がん性疼痛看護、訪問看護、感染管理、糖尿病看護、不妊症看護、新生児集中ケア、透析看護、手術看護、乳がん看護、摂食。喋下障害看護、小児救急看護、認知症看護、脳卒中リハビリテーション看護、がん放射線療法看護、慢性呼吸器疾患看護、慢性心不全看護

2012年現在、専門看護師は「がん看護」「精神看護」など11分野において活動しています。認定看護師の分野は21分野で、「訪間看護」「不妊症看護」「がん化学療法看護」など、認定看護管理者は、看護分野の管理部門で組織を発展するための活動を行なっています。

専門看護師・認定看護師・認定看護管理者は、専門分野での実務経験を積んだあと、定められた教育機関で学修し、その後、日本看護協会の認定試験を受け、認定資格を得ます。

全国にいる約150万人の看護職従事者のうち、専門看護師の資格をもつ看護師は795人、認定看護師は1万875人、認定看護管理者は1,707人で、割合としてはまだ多いとはいえません。

また、地域によって偏りもあります。今後さらに変化する社会のなかで、地域の隔たりなく、多くの人々が安心して質の高い医療サービスが受けられる体制を支えるために、専門性を高める努力や、専門資格をもつ看護師の活躍がさらに求められると考えています。

専門看護師と認定看護師

両者は認定システムや認定分野の区分の仕方、そして役割などに違いはあるが、ともに看護職のスペシャリスト(専門性を発揮し、期待される役割の中で成果を出し、評価される者)である。

80年代前半、雑誌「看護」で「看護におけるスペシャリストとジェネラリスト」という特集が組まれる(1984年)など、スペシャリスト制度導入への妥当性や可能性についての論議が目立つようになった。

その後、医療の高度化・複雑化などに伴い厚生省(当時)は1987年に専門看護婦(士)育成の必要性を指摘する「看護制度検討会報告書」発表した。同時に日本看護協会は制度化の具体的な検討を開始し、1994年の通常総会において専門看護師認定制度を提案し、可決となった。

しかし当時、専門看護師の認定要件である看護系大学院修士課程修了者は少なく、専門性の高い看護師が緊急に求められている状況を鑑みて、1995年にもう一つのスペシャリストとして誕生したのが認定看護師である。

ちなみに1994 .1995年は、看護師に独立開業権が認められ、看護業務基準(看護職の行動指針と実践評価の枠組み)が公表され、日本医療機能評価機構が病院の第三者評価を手がけるようになり、看護サービスという用語も市民権を得るなど動きがあった時期でもある。

日本看護協会では、両スペシャリストを発足して以来、その認定分野と認定登録者を年々増やし二定の成果をあげているといえる。

たとえば、一つ目の専門看護認定分野であり登録者数も多い「がん看護専門看護師」は、文科省の取り組み「がんプロフェッショナル養成プラン」(2007.2011年度)なども追い風となり活躍の場が広がり認知度も高まった。

また、診療報酬の改定時に、両スペシャリストの配置などに対し点数評価も生じている(ただし、2012年5月現在、専門看護師、認定看護師ともに、配置に対して点数が発生しない分野がいくつかある)。病院など各施設においても、幅はあるものの、認定を得るための教育課程を研修扱いとし給与保証をするなどサポート体制ができつつあり、それを看護師募集時にうたっている施設もある。

給与面では、資格手当てとして月額数千円.3万円。しかし0円の施設も。以上、両スペシャリストはおおむね発展の途にあると言っていいだろう。

スペシャリストを適切に活用できるジェネラリスト(領域を特定せずに知識や技術を発揮できる者)の存在意義が大きいことを忘れてはならない。また、現在論議されている特定看護師を発足した場合、そのあり方によっては両スペシャリストが築いたケアの混乱も若干懸念される。

増加する専門看護師と認定看設師

1995年に救急看護、皮膚・排泄ケアの2分野で始まった認定看護師は21分野8993名に、専門看護師は1996年に精神看護およびがん看護の2分野で始まってH分野795名(いずれも2012年4月現在)と分野・認定者ともに増加している。

頼もしい状況だが、必ずしもその力が効果的に発揮されていることを示しているとは限らない。ある大学病院の調査によると、看護師たちは自分たちの部署だけでは解決できない問題を数多く認識しているものの、「誰にどのように相談してよいかわからない」が、7%、相談してよいかどうかわからない」と37.4%の人たちが回答していた。
看護実践場面において専門看護師や認定看護師べのニーズがまだまだ潜在していることを示している。より一層、双方が積極的に情報を発信し、連携を深めていくことが今後の課題と言えよう。

日本看護協会とは

「日本看護協会」は、看護職の資格をもつ個人が自主的に加入して運用する、日本最大の看護職能団体です。この協会には、日本の保健師・助産師。看護師・准看護師の資格があれば、誰でも入会できます。

公益性の高さを国が認めた、巨大な看護職能団体。それが公益社団法人日本看護協会(以下、日看協、にっかんきょう)である。

看護師会員数が多く専門看護師を育成に積極的

2012年現在、約64万人。日本最大の団体、全日本自治団体労働組合(通称。自治労/83万人)についで二番目。自治労は、組織の性質上多職種で構成されているが、日看協は看護職のみの職能団体。毎年開催される総会の規模の大きさは圧巻。

ちなみにICNの中でも日看協は最大の会員数を誇る。日本の就業看護職は約134万人であり、組織率は約5割となる。

命を取り巻く環境や情勢が急激に変化しつつある現在、命を守り、暮らしを支える資格認定制度をもつ専門看護師は、職種の信頼度と日看協の所帯の大きさを生かし、社会の確固たるご意見番として大いに機能し力を発揮することが可能なのである。

日本看護協会は人の命や暮らしにかかわる社会問題に対する提示をする

たとえば表参道の本部ビルに大きな垂れ幕で示したなら、日本の看護職の見識ここにあり、と今以上に一日置かれ影響力のある存在になるであろう。

日本看護協会は、1946年の設立時には会員数1323人でスタートした。保助看法制定を筆頭に、敗戦後、看護界ではGHQの指導の元にさまざまな大きな動きがあったのだが、その動きの1つとして、「日本産婆会」「日本帝国看護婦協会」「日本保健婦会」を統合し全国的な看護職能団体・日本看護協会(当時の名称は日本産婆看護婦保健婦協会)は結成された。

その後、看護政策の実現を主眼とした活動を展開してきた。一部の看護職から、現場との乖離をささやかれた時期もあつたが、ホームページの充実などでかなり身近な存在になった。

1990年の看護の日制定以降、社会へのPR活動も成果を得ている。ただ、看護の質の向上のために取り組んできた准看護師養成教育停止については、トーンダウンしている印象がある。

2011年4月には公益社団法人に移行し、公益性にお墨付きをもらつた。税の優遇などで活動や運営に広がりが期待できる一方、監督官庁、つまり厚生労働省の指導・監督下に置かれたためその影響を受ける面もあるかもしれない。

都道府県看護協会は、それぞれに採算は独立した日看協の法人会員。日看協の下部組織と見るむきもあるが、日看協と連携をとる立場である。

日看協入会のメリット

各都道府県看護協会会費の比較(初めて入会する場合)

各都道府県看護協会会費の比較

日本看護協会は自治労に次ぐ会員数

日本看護協会の会員数は63万5752人(組織率46%)。医療系職能団体の中で日本医師会の16万5841人(56%)、日本歯科医師会の65万168人(64%)、日本薬剤師会の10万人(37%)と比較して群を抜く。が、組織の原動力ともいえる組織率は、医師・歯科医師より低い。

HP等で入会のメリットが紹介されているが、看護職のリアルな声からは、一個人にとって必ずしもメリッ卜となり得ていないことが感じられ
る。

協会の活動と看護職の日常との乖離や日看協と都道府県看護協会がパックとなる入会費・年会費も入会を躊躇する要因の1つである。

日本看護協会の理念と活動

日本看護協会の理念と活動出典:日本看護協会HP「日本看護協会とは事業案内

日本看護協会の活動

看護職は女性が多いこともあり、日本看護協会では、看護職の夜勤についての課題や、育児。介護と仕事の両立における課題を解決して、ワークライフバランスを保つことができるようにするための取り組みを行なっています。たとえば、労働環境を整備するための国会議員や関係省庁への要望書の提出、交替勤務についてのガイドラインづくりなどです。

また、研修を受けて登録した看護職を「災害支援ナース」として派遣する仕組みがあり、2011年の東日本大震災の際には938人(延べ3,770人)の会員が被災地支援活動を行なったと報告されています。

ほかにも、看護の質の向上を目的に活躍する専門看護師・認定看護師・認定看護管理者を育てる教育機関の認定や、資格の認定、看護職に対する研修などの取り組みを行なっています。

このように、日本看護協会では、さまざまな活動や取り組みがされており、協会ホームページに催しのスケジュールや紹介が掲載されています。看護職を目指すみなさんも一読の価値ありです。

専門看護師のスキルを高めるために大学院への進学が求められている

現在の医療のなかで、看護職の専門的な力はますます期待されています。看護職が専門性を高めて自律した活動を行なうことは、安全で質の高い医療につながるのです。

なぜ、大学院への進学が必要なのか?

このような流れのなか、より多くの専門性の高い看護職の養成を行なう看護系大学院が増えてきました。現在は全国の看護系大学209校のうち、修士課程147課程、博士課程71課程が設置されています(日本看護系大学協議会HP「看護系大学のリスト」)。

大学院では、看護職の資格を取ったあとの臨床現場などでの経験をもとに、さらに知識や実践能力を高める学びや研究を行なっていくのです。看護系大学院の課程は、修士課程(博士前期課程)と博士課程(博士後期課程)に分かれます。

修士課程は「専門分野での知識や実践能力の向上、研究の力を養うこと」を目指しています。専門分野によリカリキュラムの内容は異なりますが、実践能力を向上させるコースでは、講義のほか、演習や実習、臨床実践に基づく研究など、実践力を培うための科目を履修します。

これは、日本看護協会が資格認定を行なう専門看護師認定審査を受けるために必要なコースといえます。

研究の力を養うコースでは、自分の看護におけるテーマを絞りながら、研究を行ない、論文を作成します。博士課程(博士後期課程)では、「修士課程で学んだことを基盤として、さらに高度な研究活動」を行ないます。

大学院によって、設置されているコースや専門分野はさまざまです。

修士課程教育で備えるべき能力

  1. 医療効果を高めるための変化を主導する
  2. 生涯学習を通じて卓越性を追求する
  3. 文化を目指す異業種が協力するケアチームを構築し、主導する医療制度を通じて医療サービスをナビゲートし、統合する革新的な看護実践を計画する、ならびにエビデンスを実行に移す

専門看護師を目指す看護系大学院数および入学定員の推移

看護系大学院数および入学定員の推移表出典:文部科学省「大学における看護系人材養成の在り方に関する検討会最終報告

大学院で担当となる教員と受験前に面談を設けているところがありますので、入学前に自分が希望する分野がどこで学べるのかを検討することができます。

看護系大学院博士課程とは

看護系大学院には、「博士前期課程(修士課程)」と「博士後期課程(博士課程)」があります。前者の博士前期課程(修士課程)は、広い視野に立つ高い実践能力と研究的な目を培うことを目指しています。修業年数2年以上で、修了することで“修士号”を取得します。

後者の「博士後期課程」は、修士課程で学んだことを基盤に、看護学の分野における研究者として、自立して研究活動を行なうために必要な高度な研究能力と、その基盤となる豊かな学識を備えた人材を育成することを目的としています。

3年以上在学し、所定の科目の単位を修得のうえ、学位論文(博士論文)の審査に合格すると、博士の学位“博士号”が与えられます。一般に、大学院博士課程は、後者の「博士後期課程」を指します。

大学院によっては看護職の資格をもたなくても入学を受け入れています。健康や生活に関する学問である看護学は、学際的領域として今後ますます発展するでしよう。また、働きながら学ぶ大学院生も多くいます。

大学院博士後期課程における看護学教育は、1924年に米国のコロンビア大学ではじまりました。わが国の大学院博士課程の看護学教育は、1988年に聖路加看護大学大学院看護学研究科からはじまりました。

その後、医療技術の急速な高度化や専門化、また、高齢社会にともない病気の種類や、病気にかかる人の増加など、医療・保健・福祉を取り巻く環境が大きく変化し、それにともない博士後期課程をもつ看護系大学院は増えました。現在では、博士後期課程をもつ看護系大学院は70校以上あります。

「博士前期課程」と「博士後期課程」への流れ
「博士前期課程」と「博士後期課程」への流れ

博士号を取得した人たちは、高度の研究能力と豊かな学識を身につけ、さらに自分自身が取り組んだ研究課題を活かし、国内外を問わず、病院などの臨床現場や、教育や研究機関で幅広く活躍しています。

専門看護師への道

「専門看護師」は、日本看護協会の専門看護師認定資格に合格した、ある特定の専門看護分野において卓越した看護実践能力を有すると認められた看護師です。

特定されている専門看護分野は、11分野で(2012年12月時点)、それぞれの場において、さまざまな役割を呆たすことを目的に活動しています。

専門看護師の6つの役割

専門看護師には、

  1. 専門分野において卓越した看護を実践する(実践)
  2. 看護者やケア提供者にコンサルテーションを行なう(相談)
  3. 必要なケアが円滑に行なわれるために、保健医療福祉に携わる人々のコーディネーションを行なう(調整)
  4. 倫理的な問題や葛藤の解決を図る(倫理調整)
  5. 看護者に教育的役割を果たす(教育)
  6. 専門知識・技術向上や開発を図るため研究活動を行なう(研究)

という6つの役割があります。

都道府県別の専門看護師登録者数
都道府県別の専門看護師登録者数


出典:日本看護協会HP「都道府県別専門看護師登録者数」

専門看護師は、医療のなかの特定の分野で、病気やケガをした人たちへ高度な看護を行なうだけでなく、患者が円滑に療養生活を送ることができるように医療に関わる人やサービスをコーディネートするほか、看護職への教育や、知識や技術を高めるための研究にも携わる資格です。

専門看護師の資格を得るためには、質の高い看護ケアの提供を可能にする深い知識と技術をもつことが必要となります。資格認定は日本看護協会が年に1回行なっており、試験を受けるためには、専門看護分野での実務経験を5年(うち3年以上は専門看護分野の実務)以上積んでいること、看護系の大学院を修了して所定の単位を取得していることが必要です。

また、この資格は専門看護師としてのレベルを保持するために、看護実績や教育活動、社会活動、研究成果などをまとめて、5年ごとに更新試験を受けることが求められます。日本における専門看護師の数は、2012年12月現在、1,048人です。

がん看護専門看護師の仕事の例

がん看護分野の特徴は、がん患者の身体的。精神的な苦痛を理解すること、患者やその家族に対してQOL(生活の質)の視点に立つた水準の高い看護を提供することにあります。

日本の専門看護師の専門分野のなかで一番人数が多く、2012年時点で435人の「がん看護専門看護師」が認定登録されています。医療機関に勤務している割合が多く、なかでも「がん拠点病院」と呼ばれる、国や都道府県で認定を受けているがん治療専門病院で活動しているがん看護専門看護師が64.8%と高い割合を占めています(日本看護協会HP、日本専門看護師協議会「がん看護専門看護師活動ポスター」)。

がん看護専門看護師の活動の場

1981年より日本人の死亡原因の第1位はがんです。現在は、生涯のうち男性の2人に1人、女性の3人に1人ががんと診断され、 3人に1人ががんで亡くなる時代です(国立がん研究センターがん対策情報センター「がん情報サービス統計」)。

がんの治療方法のなかで、手術や大量の抗がん剤の投与の場合は入院で行なわれますが、いまは医療技術が進歩し、外来でもがんの治療が行なわれるようになりました。そのため、がん看護専門看護師は、入院して治療を受ける人に対してだけではなく、外来や在宅部門でも活動を行なっています。
がん看護専門看護師の1日の流れの例(病院の外来勤務の場合)

7:30
出勤してから
・患者の治療方法を話し合う多職種によるチームカンフアレンスに参加します。患者の様子を伝えながら、これからの支援について検討します。・当日の部署のスケジュールや予約状況、受けもつ患者の情報を確認します。

8:00
業務開始
・当日の外来処置や点滴の準備を整えます。
・来院予定の患者の情報をふまえて、必要な医療物品や、情報提供のために必要なパンフレットをあらかじめ準備します。

日勤業務(午前)
・がん治療の副作用や合併症を和らげる方法を説明します。
・症状や受診方法についての電話相談に対応します。

12:00~
昼食
・交替しながら休憩。スタツフとのたわいない会話に、少し疲れが解消します。

日勤業務(午後)
・医師や薬剤師、ソーシャルワーカーと一緒に、院内から相談のある患者のもとへ出向きます。がんの症状や、療養生活についての相談に対応したり、入院先の看護師にケアの仕方について、アドバイスをします。
・必要なときには、患者の新たな転院先の調整や、地域のケアマネージャーや看護師と連絡をとり、退院後の生活の調整を行ないます。

17:00
・スタッフが集い1日の振り返りを行ないます。
・翌日の患者の情報収集を行ないます。

日勤終了後から帰宅まで
・院内のがん看護についての勉強会を開催したり、院外活動(学会の活動や看護研究についての作業)を行ないます。

がんを抱える1人ひとりが、安心してよりよい生活を続けるために、ふだんの生活に目を配りながら看護支援をすることが活動の目的です。

仕事の内容として、がんの治療による合併症や、がんの症状を和らげる具体的な方法を説明したり、医師や薬剤師など他の職種と治療方法を検討する場で症状を伝えたり、その人のニーズを伝えて医療を調整します。また、がんで亡くなる時期には、最期までその人らしく生きることができるよう、さまざまな苦痛の軽減を目的にケアを行なったり、医療の調整も担っています。

がんという病気は、人にとって衝撃的なもので、深く落ち込む人もいます。どのような医療を受けるか、どんなふうに生きていくかと悩む人も多く、その人の気持ちに寄り添いながら話を聞き、必要な情報を伝えて主体的に医療を選択できるよう支援を行なっています。

まとめ

現在は多職種からなるさまざまな看護専門家が、それぞれの専門を分担して“チーム医療”と呼ばれる医療を提供しています。

看護職もチームの一員として看護師としてのキャリアアップ看護師としてのキャリアアップを積み、専門看護師を目指し、知識や技術を活かした活動が期待されているのです。

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